インフルエンザ脳症で3歳児と8歳児が死亡
インフルエンザ脳症の報告が急増した。国立感染症研究所のインフルエンザ脳症サーベイランスによると、2019年第3週に新たに31例の報告があり、今シーズン累計で75例となった。3歳児と8歳児の死亡例も報告されている。
日本では感染症法に基づいた感染症発生動向調査により、急性脳炎の全例が報告されている。そのうち、病原体としてインフルエンザウィルスの記載があった報告が、インフルエンザ脳症として報告されている。
今シーズンは2018年39週に初めての症例が報告され、第45週に1例、48週以降は連続で2~5例の報告だったが、2019年2週に15例、3週には31例と急増した。累計で75例、報告時死亡は4例となった。昨シーズンは同時期の累計報告数が76例、報告時死亡は6例だった。
今シーズンの脳症例は年齢別に見ると、10才未満が55例と73%を占めている。10才代が10例、20才代2例、40才代4例、50才代1例、60才代2例、80才代1例と成人例も報告されている。
投稿日:2019年2月6日|カテゴリ:トピックス